たあログ

心も身体も健康でいたい、そんな人間の雑記

学生時代に母と死別してから学んだこと

こんにちは


今回は学生時代に母と死別して起こったことをお話します。

 

 

私は高校に入学してから3ヶ月後の6月、突然母が他界しました


あまりに突然の出来事で信じられず、棺に入っている母を見ても、ただ眠っているだけ、絶対帰ってくる、そう信じていました


でも現実はそんなはずはなく、いつまで待っても帰ってこない


なんで?なんで?

母を失ったことを受け入れることができない私は涙が止まらない毎日でした


時が過ぎていくと、私は次第に責任感を感じるようになったのです

私が母の代わりにならないと

母がやっていたことを私がしないと


そして私は家事とアルバイトをはじめました


しかしながらそんなにうまくはいきませんでした


初めてのアルバイト

慣れない家事

ストレスと寂しさから冷蔵庫にあるものをあさって食べて

深夜の2〜3時ごろ就寝

次の日学校に行って…


そんな日々が続いたある朝、倒れました

救急車で運ばれました


今考えるとそりゃそうなりますよね


なんで無理したんだろう


なんでもっと周りに頼れなかったんだろう


甘えたかった


頼りたかった


でもできなかった


家族も同じ悲しみを抱きながら生活しているのに自分だけ甘えるなんてできなかった


でも自分が無理をしていたことがわかったのでアルバイトは辞めることにしました


すると今までアルバイトに費やしていた時間が家事をする時間になりました


するとどんどん心が病んで引きこもりになっていきました


家事のことで頭がいっぱいで

勉強も集中できず友だちと遊んでいてもどこか上の空で楽しくない


なんで私だけこんなこと…

いつのまにか誰かと比べて悲しくなったり、皮肉を言うようになってしまいました


誰も助けてくれない


もう母はいないし

相談もできない

自分で解決するしかない


でも自分が何が好きで何が嫌いなのか、自分の限界もわからない


ストレスで胸が苦しくなる


精神が安定しない


歩いてるだけで母のことを思い出す


何も集中できない


楽しいと感じない


家事のせいで勉強ができない

家事のせいで友だちと遊べない


同世代の人たちがどんどん成長していくのを見るのが辛い


人と会うのが億劫になる


寂しさ・ストレスで爆食いしてしまう


キッチンで冷蔵庫のものあさって座り込んで食べる

食欲はおさまらない

だってこの気持ちをどこに吐き出したら楽になるのかわからない。だから食べて飲み込む

寂しい。だから食べて幸福を味わう


自分の感情を押し殺し続ける

自分がわからなくなる

何が好きで何が嫌いなのか、何が楽しくて何が辛いのか


ずっと生きている心地がしない


そんな日々が10年続きました

 

 

母との別れから10年経った今、学んだことが3つあります


とにかく無理をしないこと

私は学校に行って家事をして勉強をする体力もなくリビングで寝る

そんな生活が続いていました

明らかにおかしい生活ですよね

リビングで寝てしまうくらい心身ともに疲れていたんです

それに気付かず生活していると必ずどこかで崩れます

休んでください

学校でも仕事でも休んで

あなたの身体の方が学校よりも仕事よりも大切だということ

忘れないでください


一度心療内科に行ってみる

身近な人を亡くすと自分でも想像できないくらいのショックがやってきます

ましてや私の場合は思春期に私を産んでくれた母親が突然亡くなってしまっため

ショックの受け口があまりに小さすぎて精神がどうしても追いつかない

自分が生きているのか死んでいるのかわからない

そんな気分が晴れない生活が続いていました

誰に相談していいのかわからない

相談してもわかってくれる人なんていない

そもそも自分の感情を言葉にできない

だから心療内科に行っても話できないだろうし

そもそも話を聞いてもらうことで迷惑がかかってしまうんじゃないか

そんなことを考えてしまいなかなか行けずにいました

でも実際はそんなことはありません

話ができなくてもいいし、先生も優しい人は優しい

心配なら、起こった出来事や精神状態をメモに書いて先生に渡すのもおすすめです


一度家族と離れてみる

学生時代は難しいですが

一度家族と離れて過ごすことも大切です

これは心療内科の先生から提案いただいたのですが

私は24歳の時、アルバイト代を貯めて約1年間一人暮らしをしました

結果的には実家暮らしに戻るのですが、父や兄弟の家事に対する考えが良い方に変わっていて

家事に協力的になりました

一度家族と離れて過ごすことも必要なのかもしれません

 

 

最後に、いろいろ学んだことはありますが、1番大切なのは一度立ち止まることだと思います。

みんな、小学校(7-12歳)→中学校(13-15歳)→高校(16-18歳)→大学・短大・専門・就職…(18-23歳)と進んでいくと思います。

はたしてみんながみんな、そんなうまく心も身体も成長できるでしょうか

私はそうは思いません

そんなにみんな同じじゃないとだめでしょうか

普通はこうだから…そういう固定概念は捨てた方がいいかもしれません

周りが気になって比べてしまう気持ちわかります

でもそのこと以上に大切なのは自分が今どう言う状態でどういう感情なのかを理解してあげ、自分のペースで進むことが大切だと思うんです


周りと比べて焦る必要なんて必要ないんです

学校や仕事にに行くのが辛いなら休めばいい

心と身体を休めて自分の状態を理解してあげてほしい

当時の私はできませんでした

だから今後悔する日々を送っています

無理しないでください

辛い時は辛い、嫌なことは嫌って分かる自分でいてください

自分に嘘なんかつかなくていいんです

無理して身体動かさないでください

休んでいる自分を嫌わないでください

その休息は絶対に必要なんです